ロンドンVixen 60年代ー70年代のロックを聴く

60年代後半から70年代の黄金期を中心にロック名盤・名曲を聴く(時々乱読)

TOEFLとクラプトン

久し振りの投稿になりました。

過去記事に星をくださった方、コメを記入してくださった方に御礼申し上げると共に未読状態が続いていて失礼いたしました。

ここの2カ月ぐらいはTOEFLに向けて問題集をひたすら解くという、この年になって今更の受験生生活を送っていました。

イギリスの某大学院に留学したいと思っているのですが、なぜ米と英に通算20年以上も暮らしているのにTOEFLなのか、私もわかりません。

英語のネイティブでない人間は全て英語の試験による証明を要求している学校が多いのです。「過去5年以内に英語圏の学校で学位を取った者は試験が免除される」らしいのですが、私がフィラデルフィアの学校に行ったのは20年以上も前の話なので免除の対象から外れます。

近年TOEFL を受けた方はご存知と思いますが、20年以上前に受けた時とは比べものにならないぐらい難しく、コンピュータに向かって喋るスピーキングとエッセイ2本をこなさなければなりません。

過去問をそれなりにやっていたのですが、パート1の長文読解の1問目で調子が狂って時間を食われ、最後の方は問題を読まずにめくら滅法に4択を押していました。次のヒアリングは一番自信があったはずなのに長文読解のショックが災いして全く集中できず。

休憩時間を挟んだスピーキングとライティングで何とか調子を取り戻したものの、終わった後はこれはボロボロの点に違いない、あと何回受けなればならないのか、と暗澹として気分でした。

 

2週間後に受け取った点数は120点満点中の96点。意外にも長文読解とスピーキングで点を稼いでいました。長文読解というのが曲者で、4つの大きな問題中に1問がカウントされない俗にダミーと呼ばれている問題が潜んでいます。どうやら問題を見ないでめちゃくちゃに回答した最後の問題が運良く点数にカウントされないダミーだったらしい。

アメリカの一流校は120点中100点以上とらないと足切りされるらしいですが、目標にしているイギリスの何校かは90点台の後半でも受験できるのです。上を見ればキリがないし、英語圏に住んでいる割には100点に届いていないのは悲しいですが、また受ける気力が失せたのでTOEFLは一回で終了予定です。

これから願書というか、志望動機のエッセイ、学校によっては研究したい分野の小論文を書くというハードルがありますが一個一個クリアしていくしかありません。
最近「何とかなる」が口癖になりました。

 

さてこのTOEFLの3日前にサンフランシスコのエリック・クラプトンのコンサートに行ってきました。
タイミングが悪いけど、数ヶ月前にチケットを買っていたので仕方がありません。
SFのチェース・センターという、つい最近できた巨大な会場です。
メガネをかけたクラプトンさん、一見大学教授かなんかのようなインテリ風でいい感じに歳をとっています。
クラプトンの曲はそれほど聴いていなかったので、どの時代の曲かわからない曲も多かったですが、やはりクリームの曲はいい曲が多かったと実感。「バッジ」など何十年ぶりかに聴きました。

クラプトンのライブは今回が初めてですが、もう少し若い時に行って見たかったと思います。しかしギターも声もさして衰えることなく(と思います)。

チェースの会場があまりにも大きいため、チケットに200ドルも支払った割に何と6階の席。演奏者は米粒サイズでした。


これまでコンサートは比較的いい席が多かったのですが、この距離はむかーし行った武道館よりも遠い。まあ昔と違ってスクリーンに映し出されるだけましです。
200ドルも払ったのに、と隣の席の髪を三つ編みにした60代と思しきジェファーソン・スターシップ大好きの女性にぼやいていたら、「あたしもそうよ。アリーナに座りたかったら1000ドルぐらい払わなきゃダメなのよ」と。
10万円は出せませんよ!

このクラプトンを皮切りに10月にはピーター・フランプトン(引退ツアー)、スティーヴ・ハケット(元ジェネシス)と私的ギタリスト祭り、のはずだったのですが、風邪気味なのに加えて遠い、夜8時開演という条件で見送りになりチケットを売るタイミングも逃しました。

もっと近くでやってほしい。