ロンドンVixen 60年代ー70年代のロックを聴く

60年代後半から70年代の黄金期を中心にロック名盤・名曲を聴く(時々乱読)

超超初心者、ジャズを聴く

私はサンフランシスコのベイ・エリアのある町から隣の町の職場まで片道約30分運転して通っているのですが、この通勤時間の最大の楽しみは音楽を聴くことなのです。

この1ヶ月ほど「ベイ・エリア・ジャズ・ステーション」なる局にチューンインして毎日1時間ひたすらジャズを聴いています。

黄昏時から夜にかけて、前に連なる車のテールランプを眺めてアンニュイな気分に浸りたい時の音楽はずばりジャズ。これに勝るものはありません。

これがマンハッタンの夜景だったらさらに気分が盛り上がるかもしれませんが、そこは致し方ありません。

と言ってもジャズの入門者の門にすらたどり着いてない状態の自分がいます。

分る曲といえば「テイク・ファイヴ」、ヘレン・メリルの「You’d be so nice
to come home to」ぐらいで、どちらも昔日本のCMソングで使われていたから知っていた、という笑えるレベルです。

とはいえ、ジャズもいろんなジャンルの音楽を取り入れているようですね。

昨日など、「え、どっかで聞いたようなフレーズ」としばらく考えて「これツェッペリンの?あの窓がたくさんついてるアルバムに入っている例の」(←とっさにフィジカル・グラフィティも曲名のカシミールも浮かばず)というサプライズ。

今日は今日で、「チャッチャッチャー、チャッチャッチャッチャー」というイントロで、「いくら何でもジャズ・ステーションでスモーク・オン・ザ・ウォーターなんかやらないよねー。ひょっとしてパープルが古いジャズの曲をパクったのか?」と思ったらDJがしれっと「曲目Smoke on the Waterでした」と。

濡れ衣のディープ・パープル

そのあとはJ.S.バッハの「タタン、タタン、タ、タタタタタタタタ、タンタン」(これで曲目が分る方はまず居られるまい)をピアノでやっていて「あり?なんで普通にクラッシック演る?」と思っていたらドラムが入って立派にジャズのアレンジ。

ロックやクラシック音楽のアレンジも十分楽しめるのですが。

何と言っても黄昏時にアンニュイな気分に浸るのは、ゆったりとしたベースとドラムとピアノ、あるいはピアノの代わりにフルートかサックス

ウッドベースの音がとても好きなので、ベースが利いているのがいいし、ヴォーカルはできれば無しのほうが。

 

なにせ入門の入り口にたどり着いてないので、こういう雰囲気の曲を誰がやっていて何というアルバムの何という曲目を聞けばいいのかは皆目わかりません。

このブログをたまたま見たジャズ好きの方が「まず、XXから聴いて見たら」みたいなレコメンをくださったりしたらいいな、と思ったりします。