ロンドンVixen 60年代ー70年代のロックをひたすら聴く

60年代後半から70年代の黄金期を中心にロック名盤・名曲を聴く

何だかんだでメチャ楽しくノリにのった「YES」の結成50周年記念ライヴ

今晩は、ロンドンVixenです。

一昨日になりますが、イエスの50周年記念ライブに行って来ました。


何だかんだでこれまでタイミングが合わず、Yesの公演に行くのは初めてなのですが、会場に着くまで今ひとつ気乗りがしなかったんですよね。

 

名ベーシストのクリス・スクワイアが逝去し、ジョン・アンダーソンはリック・ウェイクマントレヴァー・ラビンと別バンドでやっているし、黄金期のメンバーはスティーヴ・ハウとアラン・ホワイトぐらい、と。

会場は家から車で40分かかるサンノゼで、ちょっと面倒かもという気分を押して出かけました。

 

着いてまず会場の小ささにびっくり。
収容人数せいぜい3−400人くらいでしょうか?

その辺のブロガーさんの講演だってもっと集まるんじゃないですか。

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エスですよ、イエス

会場ではこの次にやるアリス・クーパーやピート・セトラの宣伝をやっていましたが、そりゃ蛇使いのおじさんやシカゴのお一人ならまだ分かりますが、超大物バンドのイエスがなぜ?

 

さてイエス・ソングスのオープニングと同じストラヴィンスキーの「火の鳥」に続いていきなり「危機(Close to the Edge)」。

特徴的なイントロが始まった時はさすがに鳥肌が立ちました。

やはり「危機」は名曲中の名曲。生きて生演奏を見られると思わなかった‥。

 

スティーヴ・ハウ、風貌はすっかり変わったものののギターの腕は少しも衰えていません。ムード・フォア・ア・デイはできればナイロン弦でお願いしたかったですが。

 

ジョン・デイヴィソン(アンダーソンと同じくh抜きのJon) はアンダーソンとは声質が違うけど高音の伸びが美しいヴォーカリスト。歌い始めてからの印象が良い意味でスチル写真と全然違う。

 

ビリー・シャーウッドのベースはスペクター。クリスのリッケンバッカーのゴリゴリ音とは違うが、意外にずっしりした音でイエスの音楽に合っている。

 

ジェフ・ダウンズはアルバム「ドラマ」から入ったキーボードで個人的に馴染みがなかった人。ウェイクマン時代の音もよく再現しているという印象。

 

アラン・ホワイト。ドラマーは重労働なのでしょう、時々あるように若いサポート・ドラマーが入っていましたが、まだまだお元気でほとんどの曲を立派にこなしていました。

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改めて聞くとイエスの曲は各楽器がごちゃついている。この絶妙に計算されたごちゃつきが何とも好き。ごちゃごちゃした中にスーッと透明なヴォーカルが入って行くのが、沼に咲いたハスの花のように見事に調和しているという印象です。

 

今回は50周年記念ということで、3枚目から「The Ladder」あたりまで網羅していたようですが、「リレイヤー」で離れてしまった自分は知らない曲もかなりあって、再度イエスを一枚一枚聴いてみようという気になりました。

 

ただ、ね。
やっぱりマントを翻しながらリッケンバッカーのベースを弾く長身のベーシスト、流れるような金髪を揺すって華麗なソロを弾くキーボードプレイヤー、インド風のシャツを着てかすれたような透明なような不思議な声を出す小柄なヴォーカル、めちゃ技巧のある鋭角的な風貌のギタリストが見たかったんですよ、本当は。

 

それはそれとして、コンサートはめちゃくちゃノリました。

のれる曲にも関わらず「さあ皆さんも一緒に」みたいなヴォーカルの手拍子を無視してクラシック・コンサートに来ているように静聴しているご老人夫妻が多かったのですが、一方私は後半やアンコールなどは通路で勝手に踊っていました。(他にも何人かいたので幸い悪目立ちはしていません)

エスの生演奏で踊れるとは、何という不思議、そして至福。

 

コンサートのもう一つのお楽しみ、お土産ももちろん買いました。
50周年記念本で、表紙に現在のメンバー全員とスペシャルゲストでアンコールで2曲弾いてくれたトニー・ケイの自筆サインが金銀で入っているバージョンです。

 

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カッコいいでしょ!